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「中期経営計画を開示する企業へ投資するべき三つの理由!」


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中期経営計画は重要なIR情報!成長株投資家は必ずチェック!


 Hi!ヤッホー!こんにちは。kabuiki1989です。
 成長株投資家は企業ファンダメンタルズに着目して投資行動を取っていくことになります。成長株投資家が企業ファンダメンタルズを重視する理由は、業績と株価が長期的時間軸上で相関関係にあるからです。企業の成長性に加えて、割安性の指標を「安全域」としてどれくらい加味するかは、個人投資家のなかでも大きく分かれますが、企業ファンダメンタルズを無視して成長株投資家を名乗る人はいないはずです。
 IR(投資家情報)を開示することは上場企業の務めです。IRのなかでも私は中期経営計画を重視しています。中期経営計画とは、事業の複数年計画を指します。本日は中期経営計画を開示している企業へ投資することの重要性について見ていきたいと思います。




『株価は1年以上先の未来を織り込まない!』市場は常に近視眼的!


 中期経営計画を開示する企業へ投資すべき一つ目の理由は、株価は1年以上先の未来を織り込まないからです。これは私の経験則からですが、ほぼ全てのマーケット参加者が同様の理解を示すのではないでしょうか。多くの場合、株価は1年以上先の未来は織り込みません。私自身も日々のマーケットに向き合っていると最新の株価が目に入り、ついつい忘れてしまうのですが、成長株投資家にとって株価は1年以上先の未来を織り込まないという事実は大変重要になってきます。
 中期経営計画が開示されている企業も例外ではありません。例えば株価1000円、PER10倍、EPS100の企業が、5年後のEPSが2倍になるという中期経営計画を開示したとします。 現在のPER水準で5カ年計画を織り込むと、PER10倍、予想EPS200なので、株価は2000円となります。
 しかし、現実にはそうはなりません。株価は1年以上先の未来を織り込まないからです。企業が発表した中期経営計画に現実味があろうが無かろうが、株価は1年以上先の未来を織り込まないのです。この性質を上手く利用すれば、将来成長する企業の株を安く先回りで買うことができるのです。
 もちろん、本当にその企業が中期経営計画を達成できそうなのか、今後の成長見通しを見極めなければなりません。発表された中期経営計画が絵に描いた餅になってしまうということは、EPS成長率を見誤るということです。EPS成長率を見誤るということは、恐ろしく高い値段で株を買ってしまうことになります。


中期経営計画を開示する企業は将来の業績拡大に意欲的!


 中期経営計画を開示する企業へ投資すべき二つ目の理由は、中期経営計画を開示する企業は将来の業績拡大に意欲的である場合が多いからです。
 以前参加した株主総会で、私は「中期経営計画は策定しているのですか?開示する予定はありますか?」と質問しました。その企業の社長は「策定はしているが、長期計画と業績は様々な要因により変動するため、開示の予定は無い」と答えました。私は株主の立場として、「中期経営計画を開示した方が株主は安心して株を保有できますよ」と意見を言って質問を終えました。
 中期経営計画を開示している企業には将来の業績拡大への自信が見て取れます。新興企業に多いのですが、将来的に成長見込みがあり、業績が右肩上がりの企業は進んで中期経営計画を開示しているケースが多く見受けられます。企業をアピールし株主をもっと増やしたいという意欲も表れています。その経営計画が現実になるか否かは、その企業の今後の努力次第ですが、中期経営計画の開示に積極的な企業は、消極的な企業より伸び代が期待できそうです。

中期経営計画を開示する企業はIRに力を入れている!


 中期経営計画を開示する企業へ投資すべき三つ目の理由は、中期経営計画を開示する企業はIRに力を入れているケースが多いからです。我々成長株投資家は、IRの充実度で銘柄は選びませんが、IRに力を入れている企業の株を買うに越したことはありません。何故なら、IRに力を入れるということは株主との対話を望む姿勢の表れであり、その企業の信頼する材料のひとつになるからです。中期経営計画は開示義務はありませんが、開示するかしないかでその企業の株主と向き合う姿勢は雲泥の差と言えます。中期経営計画を株主に開示し、その必達を目指して事業を行なっている企業と、内部的な中期計画を元に事業を行なっている企業とでは、経営計画に対する真剣さがまるで違います。
 IRに力を入れるということは株主に向き合っているということです。株主優待等を充実させるより、IRを充実したほうが、結果的に株主への還元は大きくなると私は考えています。日本の企業はアメリカと比べてIRへの力の入れ方がまだまだ甘いと思います。IRへの力の入れ方と必ずしも関係あるとは言い切れませんが、株主を裏切るような大きな不祥事もいまだに起きているのが現状です。


中期経営計画を読もう!


 以上が中期経営計画を開示する企業へ投資すべき三つの理由です。中期経営計画を読む際に気をつけなくてはならないのは、書いてあることを鵜呑みにしないことです。どんな企業でも自分の会社をよりよく見せたいものです。さらには企業の計画には程度の差はあれ期待的観測(都合のいい将来見通し)が含まれるということです。我々投資家は第三者的視点で、中期経営計画に目を通さなくてはなりません。


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