「旦那が専業投資家になると言い出したら妻はどうするべきか?【シリーズ連載:投資家と結婚】第七回」 - 株と生きたかった

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「旦那が専業投資家になると言い出したら妻はどうするべきか?【シリーズ連載:投資家と結婚】第七回」


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専業投資家になることを目指している投資家は多い!投資家の妻はパートナーの将来の投資ビジョンを確認しよう!


 Hi!ヤッホー!こんにちは。kabuiki1989です。
 本日は大人気【シリーズ連載:投資家と結婚】の第七回をお送りします。テーマは「旦那が専業投資家になると言い出したら妻はどうするべきか?」です。前回の記事はこちら(「結婚した投資家の家計管理のコツ!家計管理が将来の資産を決める!【シリーズ連載:投資家と結婚】第六回」)です。未読の方は合わせてお読みください。
 さて、本日のテーマ「専業投資家」とはご存知、投資で生計を立てている人を指します。本質的に投資が好きな人にとって専業投資家は正に天職と言えるでしょう。私の周りにも専業投資家として生計を立てている人が多くいます。旦那が専業投資家になると言い出したら、そのメリットやデメリットをよく考えて二人でどうするか相談して決めましょう。
 一概には言えませんが、株式投資を例に取ると専業投資家の収入は兼業投資家より不安定になりがちです。何故なら、キャッシュの全てを株式投資で稼ぐため、収入の変動幅が大きくなるからです。最初から専業投資家と結婚した女性であれば、当初からそのリスクを覚悟の上だと思いますが、サラリーマン投資家などの「兼業投資家」と結婚された女性にとって、旦那が専業投資家になるということは、その先の生活が一変する可能性があります。
 投資家の妻はパートナーの将来の投資ビジョンを必ず確認しておかなくてはなりません。





専業投資家の投資面でのデメリット


 まず、専業投資家の投資面でのデメリットについて挙げていきたいと思います。私は何事もリスクから検討するようにしています。それは後ろ向きな考え方から来るものではなく、まずリスクを検討し、そのリスクが致命的なものでなければ、そのリスク込みで(受け入れて)目的を達成しよう、という建設的なものです。「手に入るリターンをよく精査してみたら、大したリスクじゃなかった」ということは世の中に多いです。では早速見ていきましょう。
 
①安定収入が無い
 一つ目のデメリットは安定収入が無いということです。兼業投資家であれば、サラリーマンなどで毎月安定した給与収入を得ることができますが、専業投資家になってしまうとその安定収入が途絶えます。安定収入があれば、投資がどれだけ上手くいかなくても、食べていけます。安定収入があれば、投資に失敗しても「ただのサラリーマン」になるだけです。一方で専業投資家が投資に失敗したら、即生活の危機に直面します。

②追加投資ができなくなる
 二つ目のデメリットは安定収入が無いため、追加投資ができなくなることです。追加投資ができないということは、まだ資産規模の小さい投資家にとって大変不利なことです。何故なら、複利運用で資産を膨らませる「てこ」は第一に利回り、第二に投資元本だからです。当たり前の話ですが、投資元本が多ければ多いほど、投資資産は勢いよく増えます。追加投資によって投資元本を増やし、資産増加のスピードを上げることは目標資産に到達する上で最重要課題の一つなのです。

③メンタルコントロール面で不利
 三つ目のデメリットはメンタルコントロール面で不利ということです。以前の記事(「『投資家と大義』初心者が投資で成功するために、絶対に必要なもの!」)でもご紹介しましたが、投資家にとってメンタルコントロールは極めて重要な要素です。専業投資家のように安定収入が無いということは、全ての生活費を投資で稼ぎ出さなくてはならないため、兼業投資家と比べてメンタルコントロール面で圧倒的に不利です。投資結果が100%収入に直結するため、掛かるプレッシャーも大きく、別の仕事をやる訳でもなければ息抜きも難しくなります。

④ザラ場を見ることで余計な取引をし、マーケットに対して近視眼的になる
 四つ目のデメリットは日中ザラ場を見ることによって、余計な取引をしてしまったり、相場そのものに対して近視眼的になってしまう恐れがあるということです。ザラ場の株価の動きが見れるということは、メリットのようでデメリットも多いです。ザラ場をずっと見ているとわかるように、株価というものは短期的に意味不明な値動きを平気でします。サラリーマン投資家であればザラ場の動きは逐一チェックできないので問題ありませんが、専業投資家のように四六時中株価ボードを見れる状態の場合、相場に振り回されたり余計な取引をしてしまう原因になります。
 特に今のようなボラティリティの高い相場の場合、ザラ場を長時間眺めているのは刺激が強すぎます。長期的目線で戦っている投資家にとってザラ場を見ることは、ほとんどの場合アドバンテージにはなり得ないのです。

専業投資家の投資面でのメリット


 続いて、専業投資家の投資面でのメリットについて挙げていきたいと思います。

①ザラ場を見てきめ細かい売買ができる
 先ほどと真逆のことを書くようですが、ザラ場できめ細かい売買ができるのは専業投資家のメリットです。ザラ場を見ることの悪影響について前述しましたが、投資資産が大きくなってくると、ザラ場で注文を出すのが大変になってくるのは事実です。サラリーマン投資家の場合、昼休み等に注文を出している方も多いかと思いますが、時間に制約があるためじっくりと売買することはできません。専業投資家の場合、場中の時間をフルに使って買い集めたり、売り抜けたりすることができます。

②株式投資に多くの時間を割ける
 専業投資家の場合、サラリーマンより多くの時間を取れるため、株式投資にかけられる時間は増えます。成長株投資の場合、銘柄研究により多くの時間をかけて損はないでしょう。


投資家妻はこう考えよう!専業投資家の是非!


 専業投資家の投資面でのメリットとデメリットをまとめてきました。いかがでしたでしょうか?
 私の個人的見解ですが、私の投資スタイルと資産規模であれば専業投資家になるメリットよりデメリットの方が遥かに大きいようです。日中の暇を持て余す時間にサラリーマンとして働くだけで安定収入を得ることができ、それを投資元本に回せるのに、会社員を辞めて専業投資家になる必要はありません。
 先ほど捻り出した専業投資家のメリットのなかに、「株式投資に多くの時間を割ける」とありましたが、そもそも成長株投資は膨大な作業時間を掛けて利益を出すものではないと考えています。「長く考えたものが最良の答えを出すとは限らない」のです。銘柄の分析や決算精査は確かに時間が掛かりますが、毎日コツコツ取り組めば、帰宅後に十分できますし、土日はまとまった時間も取れます。例えば「明日から仕事に行かなくていいから、代わりに今の2倍のパフォーマンスを出せ」と言われたら、私は恐らく困ると思います。そこで迷わず、「2倍のパフォーマンス出せるよ。」と言い切れる人は専業になればいいと思います。
 投資家の妻は旦那が専業投資家になると言い出したら、パートナーが本当にいま専業になるべきなのか、上記のメリットデメリットを参考に精査すべきでしょう。また、そんな愚かな人はいないと思いますが、仕事が嫌だから専業投資家になりたいというのは単なる「逃げ」です。今の仕事が嫌なら別の仕事に就けばいいだけの話です。家計の健全化を測るために、安定収入を獲得するというのは一家の主人としての務めであり責務です。

専業投資家になれる安全ラインとは?投資家の妻が旦那に専業を安心して認めるべき基準


 私は専業投資家になることを否定している訳ではありません。専業になるタイミングとして、本当に適切なのか考えるべきなのです。専業投資家になるということはプロになるということです。それなりの知識と経験、何より大義が必要です。往々にして専業になりたいと言う人が増えるのは上昇相場のときです。

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 専業投資家の収入は確かに不安定ですが、かと言ってそれを理由に旦那が専業投資家になることを頭ごなしに否定してはいけません。専業投資家そのものを否定することはナンセンスです。ある程度の資産規模があり、その投資手法が堅実であるなら、マーケットが大崩れしてもそう簡単に資産を潰すことにはならないため、専業でやっていくことは可能です。資産が増えれば増えるほど、専業投資家になるメリットも膨らみます。
 私が考える専業投資家としての安全ラインをご紹介します。それは「株式配当収入がサラリーマンとしての年収を超えていること」です。パートナーの投資成績が毎年このラインを達成していれば、兼業になってもまず問題ないでしょう。硬い配当収入(インカムゲイン)でサラリーマンの年収(税引き前)を超えているということは、サラリーマン給与を超える安定収入があるに等しいと言えます。リーマンショック並みの相場の暴落を喰らっても、配当金がクッションになるため、すぐに生活に困るようなことにはなり得ません。
 旦那が専業投資家になると言い出したら、あなたはパートナーの資産運用がどれだけの実績があり、収入の見通しがどれほどか、必ずチェックすべきです。


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